当院では令和6年6月の診療報酬改定に伴う、医療DX推進体制整備加算について以下の通り対応を行っています。
1)オンライン請求を行っています。
2)オンライン資格確認を行う体制を有しています。
3)電子資格確認を利用して取得した診療情報を、診察室で閲覧又は活用できる体制を有しています。
4)電子処方せんの発行に対応しています。
5)電子カルテ情報共有サービスを活用できる体制については現在整備中です。
6)マイナンバーカードの健康保険証利用について、お声掛け、ポスター掲示を行っています。
7)医療DX推進の体制に関する事項および質の高い医療を実施するための十分な情報を取得しおよび活用して診療を行うことについて、当医療機関の見やすい場所およびホームページに掲載しています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆血液型検査を希望される方へ (2019.8.21)
出生時にベビーの血液型を検査することがなくなって、ときどき血液型検査についてご質問をいただきます。当院でも一般的な血液型(ABOおよびRh型)について検査は可能です。保険診療ではないので、自己負担が必要です(当院では1600円)。
採血方法について、発熱が続いたときなどに行う血液検査(炎症の程度を判断するもの)は、指先穿刺での微量採血で行うことができますが、血液型の検査では2ml程度の血液が必要なので、肘や手背の血管から採血を行います。検査は外部の検査機関に出しますので、結果報告は2~3日かかります。受診は一般診療時間にお越しください。
なお、医療上は、お子さんの血液型をあらかじめ知っておくことは特に必要ではありません。輸血や血液疾患の診断など必要な場合には、病院で詳しい血液型を必ず確認します。幼稚園などへの提出書類に血液型の記入欄があっても「不明」でかまいません。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆フルミストについての補足説明
もう少し詳しく知りたい方へ
経鼻インフルエンザワクチンと注射ワクチンの違いについて、メリット①~④デメリット⑤~⑧の補足説明を記載します。
①生ワクチンなので、血液中の抗体だけでなく粘膜分泌型抗体がつくられ、理論的には感染そのものを予防する効果もある程度期待できます。ただし成人ではこの効果が弱いようです。
②ワクチン接種では注射のような痛みはありませんが、鼻に注入するのを嫌がるお子さんもあるかもしれません。泣いていやがる場合は接種が難しいこともあるかもしれません。
③今まで規定量の注射をすると腕がかなり腫れたり痛みが強くなる場合には、経鼻ワクチンは有効と考えます。
④経鼻ワクチンは原則1回接種ですが、当院では3才以上は注射のワクチンも1回接種でよしとしていますので、あまりメリットとはいえないかもしれません。
⑤日本で19歳以上が対象になっていないのは有効性がはっきりしていないからと聞いています。
⑥生ワクチンなので、弱毒化されていますが軽い症状が出ることはあります。
⑦喘息のコントロールがよくない状態の方では、ワクチンによって症状が悪化する可能性や、ステロイド治療が難しくなる場合が考えられるため接種ができません。また鼻炎などで鼻の粘膜に問題がある場合も十分な効果が得られない可能性があるため接種を見合わせます。
⑧接種後にはワクチンウイルスを持っていますので、接種できないような免疫力が低下した方や重症化する可能性がある方と濃厚な接触をしないよう注意してください。また、接種後間もない時期にインフルエンザの抗原検査を行うと陽性になる可能性があります。そのためインフルエンザの流行が始まるまでに接種を終えたいと思います。
(書式集のページにワクチンメーカーによる説明文も掲載しています)
連絡先:
〒731-0221 広島市安佐北区可部4-23-13 Tel (082) 815-5515 (まめっこくらぶ⇒安佐北区可部4-11-28 Tel(082)814-7717)